自殺怖がり


(症状と改善法について)

自殺怖がりは、自分が自殺してしまうのではないかと不安になってしまう症状を言います。

疾病怖がりの場合は、命に関わるような重い病気になって死んでしまうのではないかと不安になるのですが、自殺怖がりの場合は、自らが自殺を企て死んでしまうのではないかと感じているものなのです。

つまり、自殺に対する「とらわれ」が原因になっていると考えて良いと思います。

人一倍、「生の欲望」の強い、神経質性格の人間は、死の怖がりも人一倍、強く感じやすいものなのです。

そして、このために、病気や事故、地震などの自然現象のために死ぬのではないかと不安になりやすいのですが、この不安の対象が自殺に向いた場合が、自殺怖がりだと言って良いのではないかと思います。

対人怖がりやとらわれ悩みに悩み辛い思いをしている時は、むしろ、今の辛さから逃れるために自殺のことを考えることも多いものなのです。

悩みに悩んでいる人の大部分は、二度や三度、本気になって自殺のことを考えたことがあるのではないかと思います。

しかし、元もと、人一倍「生の欲望」の強い、私たち神経質性格の人間は、自殺のことを考えることはあっても、実際に自殺することはないものなのです。

しかし、これはSSRIといった抗うつ薬を飲んでいない場合の話なのです。

つまり、悩みの場合でもSSRIといった抗うつ薬を飲んでいる場合は、この薬の副作用のために「空元気」が出てしまい、自殺してしまうこともあるのではないかと思います。

今はとらわれ悩みの場合でも、SSRIなどの薬が処方されることが多いために、一概に悩みだからといって絶対に自殺することがないとは言えなくなっているように思います。

いずれにしても、自殺怖がりの場合も、その根本原因は悩みの「とらわれ」から来ていますから、森田療法の考え方を身につけていく中で、自殺に対する「とらわれ」が薄れてくることで、少しずつ改善してくるものなのです。

ただ、このためには、ある程度の時間が必要になってきます。

つまり、抗うつ薬や、抗不安剤といった薬を飲めば、これですぐに治るというものではないのです。



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