危害恐怖


(症状と改善法について)

人中で、自分が人を傷つけたり、危害を加えるのではないかと不安になることで悩んでいるのが、危害恐怖と言われている強迫神経症(強迫性障害)の症状になります。

この症状の背景には、人に危害を加えることは、けっしてあってはならないことである、という「かくあるべし」の考えがあると言って良いと思います。

道徳や、宗教の教えに忠実な人の方が、むしろ、この危害恐怖の症状に悩むことが多いのではないかと思います。

つまり、人に危害を加えることは、どんなことがあってもいけないことであるという考えがあると、この裏返しとして、人に危害を加えてしまったらどうしようという不安も強くなってくるものなのです。

そして、この不安だけに目を向け、これを取り除こうとしてしまうと、逆に、ますます不安が強くなり、ここに、とらわれが起こるようになってしまうものなのです。

しかし、この危害恐怖の症状も、その根本原因は神経症から来ていますから、森田療法の考え方を身につけていく中で、少しずつ改善してくるものなのです。

ただ、このためには、ある程度の時間が必要になってきます。

つまり、精神安定剤や、抗不安剤といった薬を飲めば、これですぐに治るという類のものではないのです。



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