不完全恐怖


(症状と改善法について)

出かける時などに、ガスの元栓や戸締まりを何回も見直してしまうということで悩んでいるのが不完全恐怖と言われている強迫神経症の症状になります。

出かけた後で、ガスの元栓をちゃんと閉めたかどうか、戸締まりをきちんとしたかどうかが気になってしまうということは、誰にでも経験のあることだと思いますが、これが極端になってしまっている状態が不完全恐怖に陥っている状態だと言えるのです。

つまり、いったん家を出ても、ガスの元栓や戸締まりが気になり、何度も家に引き返してしまったり、このため、約束の時間に遅れてしまうということにもなってしまうものなのです。

また、危害恐怖の症状と重なった場合は、自動車で人を引いてしまったのではないかということが気になり、何度も、怪しい場所を確認しに行ってしまうこともあります。

また、潔癖症と重なった場合には、何度手を洗っても気が済まないということで、何時間も手を洗い続けてしまうということも起こってくるものなのです。

このように、普通であれば、一度か二度で終える行動を、何十回、何百回と繰り返してしまうのが、不完全恐怖の症状だと言えるのです。

しかし、この不完全恐怖の症状も、その根本原因は神経症から来ていますから、森田療法の考え方を身につけていく中で、少しずつ改善してくるものなのです。

ただ、このためには、ある程度の時間が必要になってきます。

つまり、精神安定剤や、抗不安剤といった薬を飲めば、これですぐに治るという類のものではないのです。



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